20年、30年保証を簡単に発行する
最高品質の塗料でも、寿命は20~25年と言われています。寿命ギリギリまで保証をいれる事はできません。 20年~25年の耐候性があって初めて、10年の保証を入れることができる、と私どもは考えます。
塗装してから5年後にクレームの電話をかけたが電話がつながらない、という話も聞きますが、そのようなことのないように、お気をつけ下さい。
やけに足場が簡単だ
私どもは、コンプライアンス(法令順守)の観点から、足場は法定で定められたものを使用しています。 価格を落とすため、という理由で丸太足場や単管足場で施工する場合もありますが、転落事故の危険が大きくなります。
以前、マンションをお持ちのお客様が、塗り替えの時に「足場だけはしっかり組んでね」とかなり強調されておりました。理由をお尋ねしたところ、新築工事の際に転落事故があり、この話がご近所にもまわった結果、評判が悪くなったそうです。
しっかりした足場を設置すると、価格もそれだけ高くなりますが、転落事故の危険性が少なくなるだけでなく、塗装作業のしやすさ、ひいては塗装の仕上がりにもよい影響を与えるのです。
安い塗料を奨める
一見すると、これはよいことに思えるかもしれませんが、安い塗料は長持ちしないのです。最終的に皆様に買っていただくのは、「外壁に密着している塗膜」なのです。足場については、選んでいただいた塗料に関係なく、どの会社も同じ値段だと思います。
したがって、長持ちする塗料を使えば足場を架ける回数を減らすことができますので、ライフサイクルコスト(初期工事・塗り替え工事を含めた、長期的にかかる費用)は安くできることになります。
ある程度高くても、性能が長持ちする塗料を選ばれることをお奨めします。
見積書がわかりづらい
見積書の内容がはっきりしていなかったり、本来並べてあるべき項目が離れた位置に 記載されていたり、というのは要注意です。
例1足場と養生シートが離れて記載されている: 私どもは足場と養生シートをセットにしていますが、この両者が離れていると、一見、足場が安いように感じます。
例2一式工事が多い: 皆様のお宅で計測していれば、数量ははっきり出てくるはずです。
例3外壁塗装と高圧洗浄が離れている: 悪質なことではありませんが、私どもでは、分かりやすいようにまとめて外壁塗装としています。
他社様と比較される際には、ご注意下さい。
現場に秤が置いてない
品質がよいとされている上塗り塗料は、大半が「二液型」といって、現場で基剤と硬化剤とを混合して塗料を作ります。
両者の混合比は塗料によって決まっており、この比を守らないと、塗料の性能は発揮されません。現場に秤が置いていなかったり、職人さんの勘だけで混合していたりする場合は要注意です。
塗装忘れがある
塗装後に確認をして、だめひろい(塗り漏れの補修)をしますが、不完全な施工で終わってしまう場合があります。
写真の例では、上塗りを忘れている部分があります。下塗りや中塗りで止まっていると、塗膜はもちません。
素地に不適切な下塗材料を使用している
この写真の例は、サイディングボードに弾性塗料を塗装した結果、膨れてしまったものです。この状態でしばらくすると、やがて、ガマガエルのような肌になっていきます。
コーキングの打ち替え・増打ちをしていない
塗替え時にコーキングの打ち替え・増打ちをしていないために塗替え後に コーキングが割れています。
塗膜が透けている
膜厚が薄いために、下の色が出てしまっています。